メリット制 適用・収支率計算
根拠法令:労働保険徴収法 第12条第3項 / 対象:労災保険料率のみ(雇用保険・健康保険・厚生年金には適用なし)
入力
計算結果
収支率(保険給付額 ÷ 保険料額 × 100%)
66.7%
75%未満 ― 保険給付が少ない(料率引き下げゾーン)
増減率
-10%
料率が引き下げられます
最大増減幅:±40%
(継続事業)
料率の変化
現在の料率
0.0040
(4.0‰)
→
調整後料率
0.0036
(3.6‰)
計算式:
調整後料率 = 現在の料率 × ( 1 + 増減率 )
= 0.0040 × ( 1 -0.1 ) = 0.0036
= 0.0040 × ( 1 -0.1 ) = 0.0036
適用要件の判定
適用要件を満たしています
常時120人 ≥ 100人 → 適用要件を満たします。
常時120人 ≥ 100人 → 適用要件を満たします。
メリット増減率テーブル
収支率に応じた増減率を以下の表で確認できます。 該当行は緑色でハイライトされています。
継続事業・一括有期事業(最大±40%)
| 収支率 | 増減率 |
|---|---|
| 115% 以上 | +40% |
| 105% 以上 115% 未満 | +30% |
| 95% 以上 105% 未満 | +20% |
| 85% 以上 95% 未満 | +10% |
| 75% 以上 85% 未満 | 増減なし |
| 65% 以上 75% 未満 | -10% |
| 55% 以上 65% 未満 | -20% |
| 45% 以上 55% 未満 | -30% |
| 45% 未満 | -40% |
有期事業(最大±35%)
| 収支率 | 増減率 |
|---|---|
| 115% 以上 | +35% |
| 105% 以上 115% 未満 | +30% |
| 95% 以上 105% 未満 | +20% |
| 85% 以上 95% 未満 | +10% |
| 75% 以上 85% 未満 | 増減なし |
| 65% 以上 75% 未満 | -10% |
| 55% 以上 65% 未満 | -20% |
| 45% 以上 55% 未満 | -30% |
| 45% 未満 | -35% |
試験対策ポイント(徴収法第12条第3項)
① 収支率の計算式
収支率 = 保険給付額(過去3保険年度の合計)÷ 保険料額(同期間の合計)× 100%
収支率は「保険料のうち保険給付に充てられた割合」を示す指標です。 給付が少なければ料率引き下げ、多ければ引き上げとなります。
② 中立ゾーン(増減なし)
収支率が 75%以上85%以下 の場合は増減なし(±0%)。
75%未満 → 引き下げ(料率が安くなる)
85%超 → 引き上げ(料率が高くなる)
③ 最大増減幅
| 事業区分 | 最大引き下げ | 最大引き上げ |
|---|---|---|
| 継続事業・一括有期事業 | −40% | +40% |
| 有期事業(単独) | −35% | +35% |
④ 継続事業の適用要件
- 過去3保険年度継続して保険関係が成立していること
-
常時使用労働者数 100人以上(通常要件)
または 20人以上の事業で厚生労働大臣が指定する業種(建設・林業等)
※ 継続事業以外(有期事業)は労働者数の要件はなく、確定保険料が一定額以上等の要件あり。
⑤ メリット制の適用対象・非対象
対象(適用あり)
- 労災保険料率
非対象(適用なし)
- 雇用保険料率
- 健康保険料率
- 厚生年金保険料率
- 国民年金保険料
ポイント:「メリット制は労災保険だけ」と覚える。事業主の災害防止努力を保険料に反映する仕組みのため。