労務ハック

労務管理 × 社労士試験対策

romuジャーニー | 就職
就職の関連ツール 資格取得・喪失届 算定基礎届(定時決定)
← 労働保険徴収法

メリット制 適用・収支率計算

根拠法令:労働保険徴収法 第12条第3項 / 対象:労災保険料率のみ(雇用保険・健康保険・厚生年金には適用なし)

入力

事業区分
メリット制の適用要件・最大増減率が事業区分によって異なります。
適用要件(継続事業)
通常要件:100人以上 / 特例要件:20人以上かつ特定業種(建設・林業等)
過去3保険年度の実績
過去3保険年度に支給された保険給付の総額
過去3保険年度に納付した労災保険料の総額
現在の労災保険料率
例:4/1000 なら 0.004、7/1000 なら 0.007 と入力

計算結果

収支率(保険給付額 ÷ 保険料額 × 100%)
66.7%
75%未満 ― 保険給付が少ない(料率引き下げゾーン)
増減率
-10%
料率が引き下げられます
最大増減幅:±40% (継続事業)
料率の変化
現在の料率
0.0040
(4.0‰)
調整後料率
0.0036
(3.6‰)
計算式: 調整後料率 = 現在の料率 × ( 1 + 増減率 )
= 0.0040 × ( 1 -0.1 ) = 0.0036
適用要件の判定
適用要件を満たしています
常時120人 ≥ 100人 → 適用要件を満たします。

メリット増減率テーブル

収支率に応じた増減率を以下の表で確認できます。 該当行は緑色でハイライトされています。

継続事業・一括有期事業(最大±40%)
収支率 増減率
115% 以上 +40%
105% 以上 115% 未満 +30%
95% 以上 105% 未満 +20%
85% 以上 95% 未満 +10%
75% 以上 85% 未満 増減なし
65% 以上 75% 未満 -10%
55% 以上 65% 未満 -20%
45% 以上 55% 未満 -30%
45% 未満 -40%
有期事業(最大±35%)
収支率 増減率
115% 以上 +35%
105% 以上 115% 未満 +30%
95% 以上 105% 未満 +20%
85% 以上 95% 未満 +10%
75% 以上 85% 未満 増減なし
65% 以上 75% 未満 -10%
55% 以上 65% 未満 -20%
45% 以上 55% 未満 -30%
45% 未満 -35%

試験対策ポイント(徴収法第12条第3項)

① 収支率の計算式

収支率 = 保険給付額(過去3保険年度の合計)÷ 保険料額(同期間の合計)× 100%

収支率は「保険料のうち保険給付に充てられた割合」を示す指標です。 給付が少なければ料率引き下げ、多ければ引き上げとなります。

② 中立ゾーン(増減なし)

収支率が 75%以上85%以下 の場合は増減なし(±0%)。
75%未満 → 引き下げ(料率が安くなる)
85%超 → 引き上げ(料率が高くなる)

③ 最大増減幅

事業区分 最大引き下げ 最大引き上げ
継続事業・一括有期事業 −40% +40%
有期事業(単独) −35% +35%

④ 継続事業の適用要件

  • 過去3保険年度継続して保険関係が成立していること
  • 常時使用労働者数 100人以上(通常要件)
    または 20人以上の事業で厚生労働大臣が指定する業種(建設・林業等)

※ 継続事業以外(有期事業)は労働者数の要件はなく、確定保険料が一定額以上等の要件あり。

⑤ メリット制の適用対象・非対象

対象(適用あり)
  • 労災保険料率
非対象(適用なし)
  • 雇用保険料率
  • 健康保険料率
  • 厚生年金保険料率
  • 国民年金保険料

ポイント:「メリット制は労災保険だけ」と覚える。事業主の災害防止努力を保険料に反映する仕組みのため。