概要
賞与支払届 標準賞与額
健保法・厚年法賞与(ボーナス)支払時に事業主が提出する届出。健康保険は年度累計573万円、厚生年金は1回150万円の上限があり、超過分には保険料がかからない。支払後5日以内の提出が必要。
健保 年度累計573万円上限
厚年 1回150万円上限
支払後5日以内
計算ツール
賞与支払届 入力
賞与支払届 計算結果
| 賞与支払額 | 500,000 円 |
|---|---|
| 標準賞与額(1,000円未満切捨) | 500,000 円 |
| 上限適用後 標準賞与額 | 500,000 円 上限以内 |
| 年度累計(今回前) | 0 円 |
| 年度累計(今回後) | 500,000 円 / 5,730,000 円 (8%) |
| 健康保険料率 | 9.85% (東京 ) |
| 保険料合計(労使) | 49,249 円 |
| 被保険者負担(½) | 24,624 円 |
| 事業主負担(½) | 24,625 円 |
試験対策
試験対策ポイント
健康保険法 第45条(標準賞与額)e-Gov↗
被保険者が賞与を受けた月において、保険者等は当該賞与額から1,000円未満の端数を切り捨てた額を 標準賞与額として決定する。 ただし、その額が年度(4月〜翌年3月)の累計で573万円を超える場合は573万円を上限とする。標準賞与額の決定方法 頻出
- 賞与支払額の 1,000円未満を切り捨て → 標準賞与額
- 上限チェック: 年度累計が573万円を超える場合は超過分をカット
- 保険料 = 標準賞与額 × 保険料率(労使折半)
健康保険 賞与上限の重要ポイント
- 上限は年度(4月1日〜翌年3月31日)の累計で管理
- 同一年度に複数回賞与がある場合、累計額で上限を判定
- 例:6月に400万円、12月に200万円 → 12月分は残り173万円(573万−400万)が上限
- 厚生年金の上限(1回150万円)とは判定方法が異なる点に注意
健保 vs 厚年 上限比較(よく出る区別)頻出
| 区分 | 健康保険 | 厚生年金保険 |
|---|---|---|
| 上限額 | 年度累計 573万円 | 1回 150万円 |
| 判定単位 | 年度(4月〜翌3月) | 支払いごと |
| 切捨て | 両方とも 1,000円未満切捨て | |
| 料率方式 | 都道府県別(協会けんぽ) | 全国一律(18.3%) |
届出のタイミング
- 賞与を支払った日から5日以内に年金事務所(または健康保険組合)に提出
- 賞与を支払わなかった場合でも不支給報告書の提出が必要
- 賞与支払予定月に支払いがない場合、翌月以降に支払った際に改めて届出
当事者視点
賞与(ボーナス)から引かれる社会保険料について知りたいあなたへ
賞与(ボーナス)からも健康保険料と厚生年金保険料が引かれます。仕組みを理解して手取り額を確認しましょう。
✅ 賞与にも社会保険料がかかります(1,000円未満は切り捨て)
健康保険・厚生年金保険は毎月の給与だけでなく賞与(ボーナス)にも保険料がかかります。賞与額の1,000円未満を切り捨てた標準賞与額に保険料率を掛けて計算されます。保険料は月々の給与と同様、労使折半で負担します。給与明細で「標準賞与額」と「控除額」を確認しましょう。
✅ 健保は年度累計573万円、厚年は1回150万円が上限です
健康保険料は年度(4月〜翌3月)の賞与合計が573万円を超えた分には保険料がかかりません。厚生年金保険料は1回の賞与が150万円を超えた分には保険料がかかりません。高額賞与の場合は上限を超えた分の手取りが増える可能性があります。
✅ 賞与は将来の年金額にも影響します
厚生年金保険の老齢年金額は、在職中の標準報酬月額だけでなく標準賞与額も含めた報酬比例で計算されます。賞与が多いほど将来受け取れる年金額も増えます(上限150万円/回の範囲内で)。ねんきんネットや年金事務所で自分の加入記録や年金見込み額を確認することができます。
法令
根拠法令
関連ページ
関連する解説ページ